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とよたまちなか芸術祭 「communication SPACE」レポート

report/にしむらかの

    2025年10月14日から26日にかけて開催された「とよたまちなか芸術祭 Stereo」。

その年の6月からとよた市民アートパーティーが中心となり、ラーニングプログラム「mono club」というラーニング企画も同時に実施されていた。

 

本プログラムの目標は、このまちで文化芸術に関わる人々や、興味をもつ人々を増やすことである。

今回は「芸術祭の交流空間をデザインする」ことをテーマに、ラーニング生が会期中に設けられるコミュニケーションスペースの企画・運営を担った。

(募集時サイト:https://t-c-a-p.com/artfestival/news/1080.html

▲ 準備前の様子

▲ 会期中の様子

 

活動期間中、ラーニング生は「空間チーム」と「イベントチーム」の2つに分かれて活動を展開。

芸術祭の会場である旧 近代の産業とくらし発見館 の一角を使用し会期に向けて準備を行った。
それぞれのチームは役割を分担しながらも、互いに意見を交わし合い、来場者にとって心地よい空間とは何かを第一に考えた。

 

〈空間チーム〉

 

空間チームは、コミュニティスペース全体の設計を担当。

人工芝や木製BOXを用い、訪れた人が自然と入りたくなるような雰囲気づくりを試行錯誤した。

レモネードを片手に読書ができる「Rest Area」を設け、来場者がゆったりと過ごせる居場所をつくり出した。



また、ラーニング生が設計したオリジナルのローテーブルも。

お花のついたマドラー付きのカップを入れることで机の上にお花が咲いているように見せるなど細部にまで個性が表れた空間に。
こうした細やかな演出が、来場者同士の会話のきっかけにもつながっていった。

 

〈イベントチーム〉

一方、イベントチームは、周遊型である芸術祭の特性を活かしたワークショップを企画。来場者が展示を巡る中で見つけた、お気に入りの場所を大きなマップに旗で示し、豊田市駅周辺の魅力を可視化する参加型の企画「点歩マップ」を実施した。

また、モニターではマップ内のQRコードを読み取ることで、写真付きのコメントを表示でき、実際の風景とともに楽しめる仕組みとなっている。

(実際の投稿サイト:https://padlet.com/tcapparty/padlet-mqvsm4w8szuw8mll

旗は「味わう」「聞く・聴く」「触れる」「見る・観る」「嗅ぐ・香る」の五感ごとに色分けされ、関心に応じて場所を見つけやすい工夫が施された。
これにより、来場者それぞれの興味や感覚に寄り添った回遊が促されていたと感じる。

▲ 最終日の様子

 

参加者の様子を見ると、豊田市に住む人にとっては、あらためてまちの魅力を知るきっかけに。

遠方から訪れた人にとっては、このマップをもとに気になる場所へ足を運ぶきっかけとなり、マップを囲んだ会話が自然と生まれていた。

最終日には約110本もの旗が増え、たくさんの方がこの企画に参加をしてくれた。

 

会期中、ラーニング生は自ら設計・運営したコミュニティスペースに立ち、来場者と直接関わりながら交流の場づくりを実践した。

理論と実践を往復しながら学ぶ本プログラムは、芸術祭における「交流」を、自分ごととして捉える機会となった。

そしてこの取り組みは、単なる場づくりの実践にとどまらず、ラーニング生同士が今現在挑戦している様々な活動に結びついたと感じている。

 

レポート漫画「tcapな日々」では、ここまでに辿り着く過程やラーニング活動をレポートしている。

気になる方はぜひこちらもチェックして欲しい。

とよたまちなか芸術祭丨TOYOTA TOWN ART FESTA

(report/にしむらかの)

 

ラーニングプログラム mono club___

〈 空間チーム 〉

石井芳/打田真亜弥/大嶋唯花/宮田華苑

〈 イベントチーム 〉

いっちー/鈴木友喬/濱井理沙/水越つかさ

2026.04.28 Tue
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