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第3弾企画『HYBRID BUNKASAI』を振り返る② 9月22日(土)・23日(日・祝)
Text:RecastingClub広報部/Photo:長谷智章、朝倉一樹
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昨年9月に4日間開催され、まさに異種混合の文化祭となった『HYBRID BUNKASAI』。
現在、『HYBRID BUNKASAI Ⅱ』(開催予定日:2019年10月5、6日・12、13日)の参加者申込みを行っています。
そこで、Recasting Club広報部が昨年、Facebookでレポートした各日の模様を、このページでも掲載。
参加を検討している人はもちろんのこと、ぜひたくさんの人に読んでいただければと思います。

 

 

【9月22日(土)開催レポート】Text : Kiura Yuka(Recasting Cub 広報部)

22日(土)、開始時間と同時に雲のあいだから青空が顔をのぞかせ、気分も高揚します。
狭さがいい感じの部室を順にのぞいてみました。日常風景の「あれ?」な風景を切り取った写真に、想像力を掻き立てることばをマッチさせている『トヨタクエスト』、とにかく万年青への熱い想いがハンパない『キンタンベー1号店』、もっと大きな作品をやりたいという想いから部室をはみ出す竹のインスタレーションを作り上げた『チーム和ーク』。

 

トヨタクエスト
トヨタクエスト
キンタンベーの万年青展示
チーム和ーク

 

出展者の熱量が天に届いたのか、気温もぐんぐん上昇し、13時からのトーク「山下陽光×Nadegata Instant Party」の頃には汗ばむほどに。前身頃に縫い付けられた大きなマルが印象的なシャツ。会場にはためくこれらの服を作っているのがハンドメイドファッションブランド「途中でやめる」の山下陽光さんです。長い付き合いだというNadegataの中崎さん、山城さん2人の絶妙な問いかけから、山下さんの人並みでない歴史が解き明かされていきます。佐藤修悦氏へのインタビュー動画が当時のYoutubeで再生回数世界一になったという逸話や、あるエロ雑誌編集部との騙し騙されの掛け合いの話など、「こんな生き方をしている人が!」と驚きの連続でした。

 

ステップ・アップ・レクチャーvol.2『途中でやめるかやめないか。もしくは今から始めるか』
山下陽光×Nadegata Instant Party

 

クールダウンをさせてくれたのが、15時からのテニスコーツのライブ。温かく柔らかな歌声に参加者は誰に言われるでもなく列になってついて行きます。武道館への途中、校舎の廊下で、ボーカル・さやさんに促されるままに声を出してみると、高校時代の記憶が一瞬戻ったような不思議な感覚になりました。

 

テニスコーツの「アフタースクールツアー」
終着点”豊田武道館”でのライブ

 

 

 

 

 

【9月23日(日)開催レポート】Text : Seira Takayama(Recasting Cub 広報部)

ハイブリッド・ブンカサイ、23日最終日のレポートを広報部員髙山がお送りいたします。今思い返すと最終日はご当地アイドルStar☆Tのメンバーの卒業ライブがあるということで会場に人が多くいました。
渋谷から全国へ赴く男女のアーティストユニット「このよのはる」。二人の共同作業で似顔絵イラストをカラフルに書いてくれました。全国各地で拾ったガラクタをバッヂにして売っていました。ニューヨークで拾ったチップ!など「え?これもバッヂになるんだ!」と見ているだけでもワクワク。カラフルでポップな世界観でした。
豊田武道館で開催された午後からのライブ。まず一発目は「マイケル・ジャクソン アミューズメントチーム」。マイケル(に扮したダンサー)の掛け声とともにライブの幕が開けます。スリラーのダンスをその場でマイケル(に扮したダンサー)がユーモアも交えながら会場の人たちに教えてくれました。最後には客席も舞台も一丸となって全力でスリラーを踊りました。いや~いい思い出。

 

ステージでもパフォーマンスをした「このよのはる」
マイケル・ジャクソン アミューズメントチーム

 

一方外では「独自~ランドと笑げきや」がバケツや缶をたたいて「アッハッハッハ」と笑っていました。「あれ何が起きている?」と観衆がぞろぞろと集まり始め、最後には「アッハッハッハ」と集まった人も笑っていました。メンバーの一人が「笑ってると周りも笑い出す。こういう場所だからこそ受け入れられるんだよね」といっていたことは印象的でした。「笑うこと」をテーマとしたパフォーマンスはこういうことだったのか、と思いました。

 

笑げきや

 

武道館では次の出演者、豊田市ご当地アイドルStar☆Tがステージに。彼女たちのファンで会場が埋まっていました。彼女たちの歌に合わせてファンの方々も盛り上がりを見せ、私たちはメンバーの卒業ライブという感動の一幕を共有することができました。
そしていよいよフィナーレ。最後の出演者、「このよのはる」のライブから始まり、ステージが進むにつれ、なんとStar☆T、「独自~ランド」のメンバー、1日目にパフォーマンスをした安藤卓司さんやナデガタ・インスタント・パーティー(NIP)のメンバーも舞台に集結して大ライブ。会場がカオスな雰囲気で包まれました。NIPの山城さんの「混ぜるな危険!」という掛け声はまさに、「ああこれがHYBRIDなのか」とふと腑に落ちるような感覚でした。ハイブリッド・ブンカサイの最後の締めは最高にカオスで愉快。アーティスト、アイドル、お客さん、出展者、プロジェクトメンバー、事務局の人、など多種多様な人が混ざり合って、あの空間を作り出していました。

 

Star☆T LIVE
Star☆T LIVE
まさに異種混合のハイブリッド

UPDATE : 2019.07.26
Outline
第3弾企画『HYBRID BUNKASAI』を振り返る② 9月22日(土)・23日(日・祝)

HYBRID BUNKASAI Ⅱ

開催日時:2019年10月5日(土)、6日(日)、12日(土)、13日(日) 10:00~17:00
開催場所:旧豊田東高等学校(豊田市小坂本町5丁目80)
主  催:とよた市民アートプロジェクト推進協議会、豊田市
ディレクター:Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)
運  営:Recasting Clubメンバー

申込みについての詳細はこちらから。

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